米朝不合意は悲観するほどのことでもない

米朝会議の前のマスコミ報道を見ていると,

えらく期待感を漂わせた感じで煽っていたが,

ごくごくいつものように不合意に終わった.

これで米国大統領も「一筋縄では行かない国だ」と思ってくれたのなら,

とても有意義な不合意だったと思う.

甘い見通しを止めてくれたら十分だ.

 

一方,国内ニュースでは,厚労省の統計ミスが「組織的」なのかが議論されてる.

よくわからないのだけど,この「組織的」の定義は何だ?

おそらく官邸側は「内閣トップの首相指示」を思っているだろうし,

野党側は「首相を忖度して,厚労省の課長以上が部下に指示」を思っているように思う.

定義が異なれば,真実は一つであっても,組織的なのか非組織的なのか変わって当たり前.

まず,言葉の定義を明確にしないと議論にならんような気がするんですがね.

 

こういう言葉遊びをする人に最近出くわした.

今でも腹立つ.

人事評価をポイント制にして,あらかじめ決められた給与総額を,そのポイントで割り振るらしい.

制度を作った人は「決して,給与を減らす制度ではありません.給与総額は来年も同じです」と叫んでた.

-つまり,給与総額は固定だから,あとはそのパイを社員同士で奪い合え.

-来年の給与総額は同じだが,再来年以降は知らんで.

-全員が2倍の仕事をしても,総額不変だから,給料は変わりません.

-社員数が増えたら,単純に給料は減ります.

この制度,大丈夫か?

頑張るモチベーションは下がるし,脚の引っ張り合いが起きへんか?

ええ恰好せんと,正直に説明できる制度にしたらエエのにな.

ほんまセコイ.

(もしくは相当のバカかとは思うが,そんなことはないだろう)

 

 

予稿集を紹介いただいた事務局に感謝!