一生の幸せにつながる一日の過ごし方

アメリカ軍の将校に言われたことが「間違っても,9to5パーソンにはなるな」ということでした.「9時から5時までだけ働き,後は自分の時間と割り切って余暇を楽しんでいるような人間はエリートにはなれない,アメリカでもエリートは24時間働いているんだ」と,教えられました.

自分がどのように進むべきか迷った場合には次の6つの質問に答えてみてください.
1.心の底からそのことをやりたいと思っているか
2.それは,世のため,人のために必要なことか
3.それを実施することで,世の中を悪くしたり,バランスを崩したりすることはないか
4.実際にそのことを行う人たちは喜ぶか
5.成功して,採算が合う確信があるか
6.もし,失敗したときには全責任が取れるか

そもそも,休みを取りたいと思う前に,まずは仕事を楽しくすることを考えましょう.

全部自分でやってしまおうと思わないことです.これは組織でも同じことです.
人に頼むことで,新しく仕事が生まれます.人を新たに雇うことも,人を育てることも社会への貢献となるでしょう.その人がその仕事を好きになり,得意になり成長して「人材」となってくれたら,これほどうれしいことはありません.
ここで言う「人材」とは「自由に,自主的に,自己責任で生き,世のため人のためになることをし,世のため人のためにならないことをしない人」,そして「健康で人付き合いがうまく」,「勉強ぐせ,働きぐせがあり,少しでも正しい情報を知ろうと心がけ,本物を知っており,直観力を発露させる努力をしている人」と考えています.
私は「人材」になるのは組織の中で5%程度だと思っています.多くは「並の人」です.並の人どうでもいいことに時間をつぶします.エネルギーや時間のムダ遣いを何とも思わないのです.仕事はお金を稼ぐ手段だと思い,仕事以外に生きがいを見出そうと思っている人なのです.

人に頼んだ以上は,何かあったときの責任は自力で引き受ける覚悟をいつもしています.だから,細かいことは言わずに,最後まで任せることにしています.一度部下に任せたものに対して部下を怒ることはめったにありません.経営者とはそういうものです.
たとえば,リストラであれば,経営者の過ちを部下に押し付けて,社員を解雇するようなやり方は間違っているのです.最初に辞めるべきは,経営に失敗した経営者の方でしょう.
私は自分と人や,人と人を比べて評価したり,非難したりすることは嫌いです.短所をあげつらわれ,人と比較をされたところで,その人の弱点や欠点は決して良くはならないのです.
部下に何かを言う時には,その人の長所を伸ばしてあげたい時にだけ言うことにしています.
相手を信頼することが,人に任せる時の基本的な心構えですが,感謝の言葉を添えることでお互いに気持ちよく仕事ができ,仕事の質も向上するのです.

嫌なことと感じることは,自然の理に反することが多いのです.良心に従って,毎日努力して生きていると,あなたの嫌だと思うことと,世の中のためにやらない方が良いことが一致してきます.
嫌なことは,
1.他人を蹴落とす
2.周りに悪影響を与える
3.人を嫌な気持ちにさせる
ということです.

長年「本物」について勉強してきた結果,「本物」の条件がわかってきました.
1.付き合うものを害さない
2.付き合うものを良くする(蘇生化させ,調和させる)
3.高品質で安全であり,安心できる
4.単純で,しかも万能である
5.経済的である.
皆さんもこれからは「本物」を見分ける視点を持ってください.「本物」であるかどうかわかるようになるには「本物」に触れることが近道です.人もなるべく「本物」の人と付き合うことをすすめます.エゴを持たず,良心に従い,世の中のためになろうと努力し続ける,そのような人が「本物」であると思っています.

自ら会社を興し,成功をしていると言われている人,歳を重ねてもなお元気で仕事も充実し,人格者でもあると言われる人には共通点があるようです.
1.勉強好き
2.素直
3.謙虚でいばらない
4.プラス発想をする
5.他人を否定・非難・批判しない
6.多少のことには動じない
7.他人をあてにしない
8.直観力が優れている
9.意思決定が早い
10.実行力・行動力に富んでいる
11.約束は必ず守る
12.一本筋が通っている

ついている人の特性はどのようなものでしょうか.
1.プラス発想
2.素直
3.勉強好き,変化に強い
4.謙虚だが自分に自信を持っている
5.感謝の心を忘れない
6.長所進展型人間
7.自主・自由・自己責任の自助型
8.行動的・挑戦的
9.辛抱強く,努力を惜しまない
10.着実でバランス感覚がある
11.強気・負けん気・思いやりがある
12.約束したことは必ず守る
13.自らを客観視することができる
14.正しく生き,人相が良い