何が起きたのか(長文失礼)

今回はキャンプ参加です.42km3名,100km3名のエントリー.ちゃんと前日に受付を済ませ,夜は缶ビール2本で止めました(←でも飲んじゃったんですけどね).明朝7時スタートに合わせ,21時頃にはシュラフに潜り込み,もう準備万端です.目覚ましは5時にしていましたが,外が騒がしくなるにつれ4時すぎには起床しました.寒かったので湯を沸かしてコーヒーを飲み,朝ごはんも食べ,着替えも済ませて準備OKになりました.42kmのスタートはキャンプサイトから10kmほど離れた地点にあります.そこまでの移動を考えても,6時すぎに出発すれば十分ですから,メチャ余裕でした.
いざスタート地点に向けて出発しようとすると,車で同乗してきた100km参加者がいません.暗雲が立ち込め始めました(笑).車の中には着替えやヘルメットなどの装備が残っています.このまま車を施錠せずに出発するのは,あまりに危険です.しかも先に帰ってくるのは42km参加者のほう・・・.車を施錠できず,出発できませんでした(泣).トイレの列に並んでたらしいです.今年は100kmのスタート時間が遅くなってたんですよねぇ〜.
100km参加者が戻ってきたところで慌てて出発です.42km参加者3名は,もう各自のペースでスタート地点に向かいます(笑).その途中で,サイクルコンピュータの時計は無情にもスタート時刻7時を過ぎて行きます・・・.ずんずんと進んで行くと,途中の分岐路でで赤い矢印板が出てきました.真っ直ぐ進むべきなのか,曲がるべきなのか選手もスタッフも誰もいないのでサッパリわかりません.ちょっとの間,まごついていると,「スタートはこっちですよ〜」という人がいたので,「ここを曲がらねば」と曲がりました.すると橋がありました.「そういや,去年もスタート直後に橋を渡ったから大丈夫!」.誰もいない無人のスタート地点(?)を過ぎ,細い舗装路を登り始めました.
一人で走るのは空しいものの,仕方ないので淡々と走ります.するとCPらしきところに出てきました.「なんでこんなところにCPがあるんだろう? まだダムを越えてないし・・・.きっとコース変更になった100kmのCPなんだろう.」と思いながら,準備中のスタッフさんに「お世話になります〜」なんて言いながら走り去って行きました.少し行くと登りが始まります.しかし,この登りには見覚えが・・・.「あれれ? この登りって去年はCP直後に出てきたぞ.するとさっきのCPは42kmの??」.ここで慌ててさきほどのCPに戻ります.スタッフさんに「ここどこですか??」.
どうやら,CPでリタイヤする人のショートカットコースを逆走してきたらしいです.そして”赤い矢印”は翌日のマラソンコースを示すものだったとか・・・(そんな紛らわしいもん,出しとくなよ〜><).「これをとりあえず戻って,川沿いの道を行ってください.スタッフが誰かいると思いますので,そこで聞いてください」.マジかよ〜,と思いながら登ってきた舗装路を下って戻ります.橋のところまで戻りますが,釣り人以外,誰もいません(笑).「川沿いと言ってたからなぁ・・・」と橋を渡った直後の道を右に曲がって進んでみました.するとしばらくすると発電所に突き当たりました・・・.「こんなもん,去年見てへんぞぉ〜」と思わず叫んでしまいましたよ(笑).またまた逆走して戻ります.橋のところまで戻ると,自転車で走る人を発見しました.慌てて追いかけ,「すみません,コースってご存知ですか?」.助かりました.スタート地点へ行くには,矢印を無視して直進すれば良かったんです.
「おおぉ〜,スタート地点の飾りがある〜」.すでにサイクルコンピュータは7:45ほどに・・・.スタート地点はとっくに無人でしたが,サイクルコンピュータをリセットして,一人旅2回目を開始しました.しばらく走るとゲートがあり,そこでスタッフさんを発見.「今から行くんですか?ちょっと待ってください.回収車がダムのところまで行ってしまってるので安全が確認できません.本部と連絡してみますね」.しばらく無線でやり取りしてもらいますが,結論が出ないようでした.そのスタッフさんは「とりあえず行ってください」.ラッキーって感じでスタートできました.トンネルなんて真っ暗で,ライト無しで単独で走ると,マジで怖かったです.トンネルを越えると猿が道路で遊んでます.箕面の猿なら襲われてTheEndとなるとドキドキしながら走っていきました.
すると前方から軽トラがパッシングしながらやってきました.「やっぱりダメです.走行を中止してください!」.スタート時のタイム計測器が既に撤収されており,タイム計測していないのが原因だったのかもしれませんね.
こうして私の王滝2回目のチャレンジは幕を閉じました・・・.激しく降り始めた雨は,この上なく冷たかったです.私の後ろから続いてきていたはずの42km参加者を分岐点で待っていれば良かったのでしょう.そういう意味では天罰なのでしょうね・・・.うぉっ〜!!!