末期症状

来年度から更なる成果主義が導入されることに.
その説明会では「人件費の総枠をコントロールしたい」と正直な発言があった.
その正直さは評価したい.

総枠をコントロールする方法はビックリだった.
まず,本人が自己評価をする.
所属リーダーがメンバーを評価する.
そこまでの評価は,絶対評価で良いらしい.
ところがそのあと,得体の知れないブラックボックス委員会が,相対評価に書き換える.
つまりこの委員会のサジ加減で,評価=人件費の総枠をコントロールするわけ.

ちなみに不幸なのは所属リーダー.
自分たちの絶対評価を無視された一方的な相対評価でもって,
メンバーと面談して指導せなアカンらしい.
メンバー本人もリーダーも納得できない評価であっても.
こんなシステムで「やる気アップ」と説明しているのは従業員を愚弄するにもほどがある.

ただ思うに,
人件費の総枠をコントロールする役割を担うのは賞与ではないのかな.
今回導入される新システムで給与をコントロールしたいようなのだけど,
なんか違う.

きっと「うちの会社の賞与は給与6ヶ月分です!」
なんて宣伝したいんだろうな…
平均給与は5万円ですけど…

騙されないように気をつけましょう.