ラムちゃんの電撃は受けたい

会社でAEDの講習を受けました.最近,身近な人が心不全で亡くなったので,真面目に受講しました.「へぇ〜」って思うことも多く,なかなか面白かったです.心臓マッサージって,心臓をモミモミして刺激を与え,再び正常鼓動しやすくするためにやってるんやと思ってました.が,本当は脳に血液を送るためにモミモミしているんだそうな.人工呼吸で肺に新しい空気を送り込み,酸素を多く含んだ血液を脳に送ってるんです.見事に心臓が復活したとき,できるだけ脳に障害が残らないようにするためなんですって.
AEDは全自動.スイッチ入れると器械から音声が流れ,説明書を読まなくてもデキルようになってました.まず心電図を測定し,そのあと「離れて!」としゃべって電撃ボンッ! またまた心電図を測定して必要なら電撃を繰り返します.心臓が動き出したのに電撃ショックを与えるようなことはありません.街中のAEDを使って,友達に電撃ショック与えようとしてもイタズラでけんようにできてます.良かった良かった.

質問の時間になって,ある社員が聞きました.「AEDって,使うときには誰かの許可がいるんですか?」.ええ質問ですなぁ〜.電撃ショックなんて過激なもんを,勝手に使ったらエライこっちゃ.ってアホか.講師役の社員はのたまっていたぞ,「生死に関わる問題ですから,すぐにやってください・・・」.
ちなみに人工呼吸とか心臓マッサージをやって,なんかの形で失敗しても,民事・刑事には問われないらしいです.善意の行動だからですって.もちろん生きてる女性に人工呼吸とか心臓マッサージしたらアカンのでしょうが.「心臓が止まってると思って,やりました.勘違いだったのでしょうか?」と言い訳できるんでしょうか? 残念ながら,そんなこと試す度胸を持ち合わせておりません.逆にスタンガンで電撃ショックを頂戴したら嫌や.