ゆとり労働?

朝日新聞のコラムより.週50時間以上労働する労働者の割合と,年間休日日数の比較.
 日本 28%  127日
 米国 20%  127日
 英国 16%  137日
 独国  5%  143日
 仏国  6%  140日
経済財政諮問会議は正社員の給与を何とかして減らそうと頑張ってる.ノー残業手当とか.全社員の給与を派遣社員並にしたがっているみたいに見える.経団連は国際競争力を確保するためには仕方ないことだと訴えている.しかし,これだけ劣悪な労働条件であるにも関わらず,競争力がないということは経営者が悪いのではないか,とコラムで遠雷氏は指摘されている.
面白いなー.データを示しての話だから納得させられる.横並び体質だと,すぐにコスト競争になるから,このような事態になるのは明らか.コスト競争になったらアジア諸国に勝てるわけがない.経営者はよくよく考えるべきかと思う.本当に全社員を派遣社員並の待遇にしたら何が起こるかと.多くの正社員は外資系に移るのではなかろうか? (賃金的に)魅力ない会社に居続けてくれると思っているのだろうか? 財務上のその場しのぎにはなるかもしれないけど,長期的視野は必要かと思う.結局,工場だけじゃなく,本社もすべて海外に出さないとあかんようになるで.護送船団方式が破綻したのは,ついこの間じゃん.
傾きかけた金融機関にだけ便宜を図った政府に対する,製造業のワガママとも見ているのですがね,私は.